給与のアップ、希望勤務地での就業、新しいスキルの習得など、様々な目的を持って転職をする方が増えています。車の運転が好きな方であれば、新しい職種としてドライバーにチャレンジしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。また、今もドライバーをしているけれども、また別のドライバーに転職したいと考えている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、様々なドライバー職をご紹介します。興味のあるドライバー職があれば、ぜひトライしてみてくださいね。
【主なドライバー職8選】
<トラックドライバー>
トラックドライバーというと大型トラックのドライバーをイメージする方が多いかもしれませんが、それだけではありません。大型トラックと中型・小型トラックによって特徴は異なります。それぞれの仕事についてご紹介します。
*大型トラックドライバー
大型トラックとは車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上のトラックを指します。片道何時間もかけて長距離を走り、荷物を運ぶことになります。拘束時間が長くなりがちですが、運転をしている間は一人なので、人間関係で気を使いたくない、一人の時間が好きという人に向いているでしょう。
・必要な免許、技能
大型トラックを運転するためには「大型自動車第一種運転免許」が必要です。トラックは幅・高さ・長さがあるため、乗用車とは異なる運転技術が求められます。
また、長時間運転が多いので、体力と集中力も必要とする仕事であるといえます。
*中型トラックドライバー
中型トラックとは、車両総重量5トン以上11トン未満、最大積載量3トン以上6.5トン未満のトラックを指します。大型トラックドライバーと比較すると移動距離は短い傾向にありますが、大型のように比較的長距離を運ぶ場合もあれば、小型のように近隣に運ぶ場合もあります。長距離トラックよりも拘束時間が短いですので、体力に自信がない方でもトライしやすいでしょう。
・必要な免許、技能
中型トラックを運転するためには「中型自動車第一種運転免許」が必要です。
大型トラックほどではありませんが、乗用車とは異なる運転技術が必要となります。
*小型トラックドライバー
小型トラックとは、車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満のトラックを指します。大型や中型で長距離輸送を行ったあと、荷物を分類して各地域へ運んでいきます。
ルート配送や宅配便の配送も、小型トラックで行う場合が多いです。
大型や中型より拘束時間は短いですが、積み下ろしが頻繁にあるので、その点で体力や時間管理が必要になります。
・必要な免許、技能
小型トラックを運転するためには「普通自動車第一種運転免許」があればOKです。
積み下ろしのための体力や、時間までに荷物を配送できるような時間管理能力が必要です。
<タクシー・ハイヤードライバー>
乗客を目的地まで乗せて走るドライバー職といえば、タクシー・ハイヤードライバーが挙げられます。それぞれの特徴をご紹介していきます。
*タクシードライバー
ご乗車いただいたお客様を、無事に目的地にまで送り届けるのが仕事です。タクシー乗り場や街中でお客様を探して乗車いただくことが主流でしたが、最近ではアプリ配車も増えてきています。タクシー会社に勤務する場合は、基本給+歩合制という給与体系が多いです。ノルマが課せられている会社もあります。
・必要な免許、技能
タクシードライバーになるためには、「普通自動車第二種運転免許」が必要です。
お客様を乗せることになりますので、基本的な運転技術はもちろんのこと、一定のビジネスマナーやコミュニケーション能力が求められます。
*ハイヤードライバー
ご乗車いただいたお客様を、無事に目的地にまで送り届けることはタクシー運転手とおなじですが、タクシーと異なり完全予約制での営業ですので、お客様を探し回ることはありませんが、お迎え時間と到着時間を厳守しなければならないというプレッシャーはあります。給与体系については、タクシー同様に基本給+歩合制という給与体系が多いですが、タクシーよりも平均給与は高めです。ハイヤーのお客様には、会社役員や海外VIPといったエグゼクティブ層が多いですので、質の高いサービスが求められます。
・必要な免許、技能
ハイヤードライバーになるためには、「普通自動車第二種運転免許」が必要です。
基本的な運転技術はもちろんのこと、時間通りに送迎するために抜け道などの地理知識もタクシー以上に求められます。また、高級ホテルなどと同様に、お客様に快適に過ごしていただくための高いサービススキルが必要です。
<バスドライバー>
バスドライバーも、日常生活で目にすることが多いドライバー職の一つです。
バスドライバーといっても、路線バス、貸切バス、送迎バスなどがありますので、それぞれの特徴についてご紹介します。
*路線バスドライバー
路線バスのドライバーは、決まったルートに沿って多くのお客様を乗せて走ります。ルートを覚えてしまえば、幅広く地理の知識を習得する必要はありません。
早朝、日中、深夜の3つの勤務に分かれていることが多く、生活のリズムを整えるのが少し大変ですが、残業はほとんどありません。タクシーのようにお客様を探したり、ノルマを課せられたりしないので気持ち的には少し楽かもしれませんが、多くのお客様を乗せて走るというプレッシャーはあります。一方で、地域住民とのコミュニケーションが取れるというのは魅力でもあります。
・必要な免許、技能
乗客を乗せて大型バスを運転するためには「大型自動車第二種運転免許」が必要です。
大きな車体を運転しますので、大型トラック同様に繊細な運転技術も求められます。
サービススキルとまでは行きませんが、ある程度お客様とコミュニケーションを取れるだけのスキルは必要です。
*高速バスドライバー
東京から大阪、名古屋から福岡といったように、お客様を遠くまで運ぶのが高速バスドライバーです。夜行バスとして、深夜に高速道路を長距離走ることも多いので、体力的なハードルはあります。ただし、1日に走行できる時間は決まっており、一定以上の距離を走る場合は交代制で勤務します。
・必要な免許、技能
乗客を乗せて大型バスを運転するためには「大型自動車第二種運転免許」が必要です。
大きな車体を運転しますので、大型トラック同様に繊細な運転技術も求められます。
高速バス会社の競争も激しくなっており、お客様に快適に過ごしていただけるようなサービスの提供を行っている企業も増えているため、ホスピタリティやコミュニケーション力も求められます。
*貸切バスドライバー
貸切バスのドライバーは、団体旅行や修学旅行などの参加者を大型バスに乗せて目的地まで運びます。長時間同じ乗客を乗せて走りますので、快適な空間作りをしたり、コミュニケーションをとったりすることも求められます。様々なルートを走らなければならなかったり、長時間運転になったりといった大変さはありますが、様々な場所に訪れられる点は魅力です。
・必要な免許、技能
路線バスと同様に「大型自動車第二種運転免許」が必要です。
大きな車体を運転しますので、大型トラック同様に繊細な運転技術が必要ですし、長時間運転に耐えられる体力も必要です。路線バスよりも、ホスピタリティやサービススキルも求められます。
【「普通自動車第一種運転免許」でスタートできるドライバー職】
営利目的で車両を運転する場合には「普通自動車第二種運転免許」が必要ですが、自家用自動車運行管理業で社用車を使って送迎をする場合であれば「普通自動車第一種運転免許」だけで仕事がスタートできます。
この章では、「普通自動車第一種運転免許」でスタートできる具体的なドライバー職についてご紹介します。
*役員ドライバー
企業などが所有する自家用車のドライバーとして勤務します。自宅から会社までの送迎、取引先までの送迎、会食先までの送迎などを行います。早朝や深夜の送迎となる場合もありますが、1日中運転しているわけではなく、待機時間が長いという特徴があります。
・必要な免許、技能
「普通自動車第一種運転免許」があればスタートできますが、案件によっては「普通自動車第二種運転免許」を求められることもあります。
役員の対応をする必要がありますので、高いビジネスマナーや接客スキルが求められます。
*定員10人以下の車両での送迎ドライバー
定員10人以下の自家用車を使って、医療施設や介護施設、宿泊施設などの送迎を行うドライバーの仕事です。決まったルートを走って送迎を行い、必要に応じて乗降のサポートを行います。中型や大型の免許を取得すれば、マイクロバスや大型バスを使った送迎ドライバーにもトライできます。
・必要な免許、技能
「普通自動車第一種運転免許」があればスタートできますが、マイクロバスや大型バスを運転する場合には、「中型自動車第一種運転免許」「大型自動車第一種運転免許」が必要です。
決まったルートを走るので地理的知識の習得が易しく、運転時間も長くないので体力的な負担も少ないですが、ある程度のコミュニケーション能力は必要です。
【まとめ】
様々なドライバー職をご紹介してきましたが、気になる仕事はあったでしょうか?
気になる職種は、ぜひ詳しく調べてみてくださいね。
スマイルトランスポーターズでは、「普通自動車第一種運転免許」があればOKの自家用自動車の送迎ドライバーを募集しています。スポット運行業務として空いた時間にだけ働くことができるので、気軽にスタートできます。
未経験の方でも丁寧にサポートいたしますので、少しでもご興味のある方はまずはお電話ください。「ドライバー(運転手)の募集で電話しました。」とおっしゃっていただければ、担当者におつなぎいたします。
ご質問だけでも構いません。どうぞお気軽にご連絡ください。